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家族構成や年齢で変わる、造作洗面台のサイズ・高さの考え方
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家族構成や年齢で変わる、造作洗面台のサイズ・高さの考え方

造作洗面台の自由度の高さのひとつに、サイズや高さを使う人に合わせて決められるという点があります。既製品では規格が決まっているため調整できませんが、造作であれば設計段階でカスタマイズできます。

ただし、「自由に決められる」ということは、「自分で考えなければならない」ということでもあります。ここでは、サイズと高さを決める時に考えておきたいことを整理します。

カウンターの高さ:基本の考え方

洗面台の高さの一般的な目安として、「身長÷2+2〜3cm」という計算式がよく使われます。身長160cmの人であれば82〜83cm程度、170cmであれば87〜88cm程度が目安になります。

ただしこれはあくまで目安です。実際には、洗顔の時に前傾みになるかどうか、水はねが気になるかどうか、子どもが使うかどうかなど、使い方によって「ちょうどいい高さ」は変わります。ショールームや既製品の洗面台で実際に使ってみて、しっくりくる高さを確認しておくと参考になります。

家族の身長差が大きい場合

家族の中で身長差が大きい場合、誰に合わせるかの判断が必要になります。

背の高い人に合わせると、背の低い人(特に子ども)が使いにくくなります。逆に低く設定すると、背の高い人が毎日前かがみになる負担があります。

一般的には、最も頻繁に使う大人の身長を基準にすることが多いです。子どもは成長するため、しばらくすれば適応できることもあります。使用頻度や家族の状況を踏まえて判断してください。

洗面台を2台設置できるスペースがある場合、高さを変えて設置するという選択肢もあります。

子どもが使う場合の工夫

小さな子どもが使う場合、踏み台を用意するのが現実的な対応です。造作の段階で踏み台をしまえる引き出しや収納スペースを設けておくと、使わない時に収納でき、足元がすっきりします。

子どもの成長は早く、数年で踏み台が不要になります。そのことを踏まえると、子どもの身長に合わせて洗面台の高さを下げるより、踏み台で対応する方が長い目で見て合理的なことが多いです。

カウンターの幅と奥行き

幅については、洗面室のスペースと使い方のバランスで決まります。一般的には750〜900mmが家庭用の標準的な範囲ですが、スペースに余裕があれば1000〜1200mm以上にすると、複数人が同時に使いやすくなります。

奥行きは、ボウルのサイズと連動して考えます。ボウルを置いてもカウンターに余白が残る奥行きにすると、小物を置いたり作業したりしやすくなります。一方、洗面室が狭い場合は奥行きを抑えたコンパクトな設計にする必要があります。

実際に腕を前に伸ばして顔を洗う動作をシミュレーションしてみると、必要な奥行きのイメージが具体的になります。

高齢者や将来の使いやすさを考える

新築時には気にならなくても、20〜30年後には家族の状況が変わっている可能性があります。高齢になった時に使いやすい高さかどうか、車椅子での使用が必要になった場合を想定した設計かどうか、という視点も、長く住む家では考えておく価値があります。

バリアフリーを意識した高さ(床から750mm程度)や、カウンター下にスペースを設けて車椅子でも近づけるようにする設計は、将来の選択肢を広げます。ただし、現在の使い勝手とのバランスもあるため、家族の状況と将来の見通しを踏まえて判断してください。

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